中古車を買う上でも知っておくべき
自動車の消耗品パーツ。
中古車を買う上でも知っておくべき消耗品パーツと交換のタイミング
私の場合もそうでしたが10年10万km近い中古車を買う場合、車体自体は安くてもすぐに交換するべき消耗部品があることを理解しておきましょう。
消耗部品の交換や交換時期を知っておくことで今後の出費を計算に入れて購入の検討をしましょう。
かなり古い年式の車を買う場合はできれば整備記録を見せてもらい、消耗部品交換の状況を確認したうえで判断したほうが良いと思います。
10年10万kmを目安に交換すべき主なパーツ
1)タイミングベルト
2)ウォーターポンプ
3)オイルポンプガスケット
4)スパークプラグ
5)ショックアブソーバー
6)サーモスタット
7)ブッシュやゴム類
【タイミングベルト】
私のトゥーランはタイミングベルトではなくタイミングチェーンを使ったエンジンでしたがタイミタイミングベルトを使っている場合10万kmを目安に交換が必要です。
タイミングベルトとはエンジン内にあるクランクシャフトとカムシャフトをつなぐベルトです。
タイミングベルトは10万キロが交換奨励時期となっており、エンジンを動かす上でとても重要な部品となります。
このベルトが切れてしまうと、エンジンが全くかからなくなってしまいます。
【ウォーターポンプ】
ウォーターポンプとは冷却水をエンジン内で循環させる動力となる部品です。
ウォーターポンプによって冷却水はエンジン内に送られ、高温になったエンジンを冷まします。
この部品も10万キロでの交換がオススメです。
ウォーターポンプが壊れると、冷却水がエンジン内を循環せず、オーバーヒートや焼け付きを起こしてしまい、大きな故障の原因となります。
以前にも書きましたが私のトゥーランも納車の次の日に実家へ帰ろうとして出発したとたんに突然警告灯が点き近くのディーラーへ行けという指示が出ました。
事の次第は「ウォーターポンプすぐ壊れました」で書いた通りですが、私の場合は納車2日目ということで初期不良として中古のドナーカーの部品を取り付けて問題なく動いているのです。
でも、そもそもそのドナーカーが何年たった車なのか何km走った車なのかが分からないので、ウォーターポンプは近々に交換しようと思っています。
【オイルポンプガスケット】
タイミングベルト、ウォーターポンプと同時に交換が効率的です。
走行距離が多くなると、オイルポンプのガスケットからオイルの漏れやにじみが発生しやすくなります。
ウォーターポンプ同様に、エンジンの内部に取り付けられている部品のため、交換するためには分解が必要となります。
オイルポンプはウォーターポンプと違い、本体からオイルが漏れるといった故障は少ない部品なので、ガスケットのみの交換で十分です。
10万キロで交換するエンジン内部の部品としてタイミングベルト、ウォーターポンプ、オイルポンプガスケット、この3点をセットとし交換する工賃の節約にもなります。
【スパークプラグ】
スパークプラグとは圧縮した混合気に点火する役割を持つ部品です。
プラグに大電流を流し、火花を散らすことで混合気に着火し爆発させます。
最近では「イリジウム」というプラグが主流になりつつあり「イリジウムプラグの長寿命対タイプ」の交換時期は10万キロとなっています。
標準プラグでの交換時期は1万から2万キロです。
あなたの愛車プラグはどのタイプを使っているのかを確認し、交換時期を確認しておきましょう。
ディーラーでなどで車検や定期点検をしっかり受けていれば方であれば、交換タイミングで提案してくれるので安心です。
私のトゥーランは先日整備工場でスパークプラグを4本交換しました。
そのプラグがイリジウムプラグか標準プラグか、また長寿命タイプかなど確認していませんでした。
次回の整備時事に確認したいと思います。
【ショックアブソーバー】
ちょっとし段差やデコボコ道を走っても車の揺れが少ないのは、衝撃をショックアブソーバーが吸収しているためです。
しかしこの部品も劣化によりオイル漏れが起こり、衝撃を吸収する力が弱くなったり異音の原因になることがあります。
ショックアブソーバーは必ず10年で交換しなければならないということはないですが、古い車ではこのショックアブソーバーが原因で「ギシギシ」や「ゴトゴト」などの異音が発生している場合が。
また足回りが原因と思われる乗り心地が悪さなどの症状があれば整備工場等で見てもらうことをお勧めします。
ちなみに私のトゥーランは足回りを見てほしいとお願いした時(94,737km走行11年落ち時点)でのサスペンション(ショックアブソーバー)は全く問題ないといわれました。
いずれにしても10年程度経過した車は一度プロに相談してみることをお勧めします。
【サーモスタット】
サーモスタットは10万キロを待たずに故障する可能性のある部品です。
今まで一度も交換したことがないのであれば、10万キロのタイミングで交換しておきましょう。。
サーモスタットとはエンジン内に冷却水を循環させるために、開く弁のような働きをします。
冷却水は常にエンジン内を循環しているわけではなく、一定の温度になったときに初めて冷却水がエンジンの中を回り温度を下げているのです。
サーモスタットはエンジン内が暖まっていない時は弁を閉じ、温度が高くなってくると弁を開けて冷却水を循環させ、エンジンを適正な温度に保ってくれます。
しかしサーモスタットが劣化すると、弁が開きづらくなりエンジンの温度が上昇し、オーバーヒート気味になることがあります。
エンジンをオーバーヒートさせないためにも、10万キロで一度交換しておきましょう。
こちらも素人にはわかりずらいので、ディーラーや整備工場での定期点検に時に、整備記録などと照らし合わせてチェックしてもらえばよいのではないでしょうか。
【ブッシュやゴム類】
古い車や走行距離が長い車は、多くの個所で使われているゴム・ブッシュ・ホース類が、経年劣化や使用頻度が原因で硬くなったり破れたいたりしていることがあります。エンジン回りのホース類や足回りのゴム・ブッシュ類は定期整備の時にしっかり見てもらうように意識してお願いしてみましょう。
まとめ
今回は代表的な消耗パーツの説明でした。
自動車も10年も経過すればこのほかいろんなパーツが痛みがちです。
大切な愛車を永く乗り続けていくためには、定期的な点検整備が必要です。
これはで新車を購入した場合も同じですね。
私のオールドトゥーランのお話まだまだ続きます。
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