古い車を大事に永く乗り続けるためのメンテナンス。
中古トゥーラン。買って2年半前でかかった費用
良かった点、悪かった点
2年半前に中古のVWゴルフトゥーランを買った私が今まで修理などにかかった費用や維持費、良かった点、悪かった点などをお話ししたいと思います。
これから中古車の購入を検討されている方にも参考になればうれしいです。
まずは簡単にスペックのご紹介
【VWゴルフトゥーラン トレンドライン】
VWゴルフトゥーラン トレンドライン
排気量1400cc/2WD/FF/AT7速/ターボ&スーパーチャージャー/カーナビ
オーディオ/フルセグ/バックカメラ/オートクルーズコントロール/ETC付/定員7人
2010年式/走行距離83,000km/修復歴なし/車検2年付きで52万円(税込み)
外車の中古車はなぜ安いのか?
外車中古車は車種やグレードによって差があるので明確な数字は分かりませんが、ごくごく一般的な車種で2年落ちで4~5割ほど安くなる車もあるそうです。
そう聞くと外車の中古車は新車価格に比べて非常に割安という印象ですね。
確かに中古外車は「壊れやすい」「国産車より維持費がかかる」「そもそも車自体が少し不安」というイメージを持たれる方も多いいようです。
また外車は新車で3年保証が多いので1回目の車検にあたる3年で他車に乗り換える方も多いとのことです。
外車を買い取るお店も売残りのリスクを避けるため、査定額を安く設定する傾向にあるようです。
そういう意味では私が買ったトゥーランは9年落ち83,000kmの車。
相場的には安くて当然の車と言えますね。
新車販売当時は300万オーバーの車ですが、この条件であれば52万円(新規車検付)は相場通りというところでしょうか。
とはいえ一目ぼれで買った車なので、少しづつ整備をしてもらいながらインテリアなどのドレスアップ(?)を楽しんでいます。
「壊れやすい」「国産車より維持費がかかる」「そもそも車自体が少し不安」は本当か?
全く同じ条件の中古車はありませんので、あくまでも私が買った個体の話です。
「壊れやすいか?」という点は?
以前投稿した「中古車トゥーラン買いました。そしてウォーターポンプすぐ壊れました」でも書きましたが、車検を終えて納車後の翌日にウォーターポンプが壊れました。
まあこれは外車だからという理由にはならないと思います。9年落ち83,000kmの車です。
日本車でもそろそろ消耗品としてウォーターポンプの交換のタイミングではあったと思います。
多分中古屋さんで永く動かさないで置いてあったのも交換のタイミングを速めた理由ではないかと思っています。
因みにこのウォーターポンプの故障は納品後すぐだったため初期不良として中古屋さんに交換してもらいました。(ただしドナーカーからとった中古です)その後は2年後の車検まで故障やトラブルはありませんでした。
「国産車より維持費がかかる」という点は?
ウォーターポンプの故障以外、2年後の車検までは故障やトラブルはありませんでした。
2年後,地元のVWディーラーで車検をしてもらいました。
その時の見積もりでは40万オーバーでした。
直さないと車検に通らないという項目はなかったので前後の、ワイパーブレードの交換のみをお願いしてあとは基本整備だけで123,000円でした。
この時の見積もりは消耗品の交換の提案がほとんど。
タイヤやバッテリー・プラグ・ロアアームブッシュなどです。
この時の見積もりは受け取らなかったので詳しい内訳はうる覚えなりますが、のちに別の整備工場で整備・交換をしてもらった時との印象ではやはり外車の純正パーツは高いのではないかと思いました。
因みに整備工場ではなるべく信用できる社外品を使ってもらうようにお願いをしました。社外品をうまく利用していけば外車の消耗品の交換もそれほど割高にはならないと思います。
「そもそも車自体が少し不安」は本当か?
これに関してはやはり私の勝手な思い込みになるなりますがドイツ製のVWということで不安はありませんでした。
ただし保有しているこの2年半の間に「7速DSG型自動変速機」の同じ個所のリコールで2回ディーラーに行きました。
2回とも検査で異常なしということで戻ってきました。
リコールは国産車も含めて珍しいことではないと思いますが同じ個所で2回というのはやはり外車ならではなのかなという印象もあります。
この2年半に掛かった費用は以下の通りです。
2年半に掛かった費用
さて外車だから高いという結論になるのでしょうか?
車検費用(VWディーラー)
基本整備・重量税・自賠責・印紙代ほか | 117,110円 |
ワイパーブレード(前後工賃込) | 11,990円 |
クリアコート洗車 | 3,300円 |
車検費用総合計 | 132,400円 |
消耗品リフレッシュ費用(ディーラー以外の整備工場)
箇所 | 部品代 | 工賃 |
左右フロントアーム交換 (細かいヒビ割れ、経年劣化の為) | 87,800円 | 24,000円 |
バッテリー(社外品12v61ah330a)交換 (約4年経過の為) | 27,680円 | 1,600円 |
エンジンオイル(ow-30)交換 (2年経過約6千km走行) | 12,000円(①) | |
エレメント交換 (2年経過約6千km走行) | 3,300円(②) | |
ドレンコック | 1,000円(③) | 1,600円 ①②③併せて |
スパークプラグ交換 (7年経過約4.9万km走行) | (4個)8,000円 | 6,400円 |
リアナンバーバルブ (バブル切れの為) | (2個)1,000円 | 1,600円 |
エアエレメント交換 (交換履歴不明の為) | 6,100円 | 1,600円 |
合計 | 146,880円 | 36,800円 |
消耗品リフレッシュ総費用(税込) | 202,048円(税込み) |
整備工場リフレッシュ費用202,928円(税込み)
インテリアドレスアップ(通販)
フロアマット | 17,000円 |
本革シート | 77,000円 |
シートカバー取付費 | 18,000円 |
本革ハンドルカバー | 約3,000円 |
インテリアドレスアップ総計 | 115,000円(税込み) |
タイヤ交換&2カメラドラレコ(オートバックス)
タイヤ&カメラ総額 | 115,000円円(税込) |
リアゲートダンパー交換(整備工場)
リアゲートダンパー交換費用 | 36,366円(税込) |
購入から2年半のかかった総費用は
①ディーラーでの車検費用総合計 | 132,400円 |
②整備工場での消耗品リフレッシュ費用 | 202,048円 |
③タイヤ交換&ドラレコ購入取付 | 115,000円 |
④インテリアドレスアップ(ネット通販) | 115,000円 |
⑤リアゲートダンパー交換費用タイヤ交換&2カメラドラレコ | 36,366円 |
①+②+③+④+⑤=合計 | 600,814円 |
中古で購入後2年半でトゥーランにかけた総額は600,814円でした。
あくまでも私の印象ですが、この金額が中古外車だから高いという事はないと思います。
ただし純正部品や社外品も含めて国産車に比べて少し高いのかなという印象です。
以下感想です。
①「ディーラー」での車検費用(132,400円)
1,400ccの車として外車・国産車で変わらないと思います。ただワイパーブレードの部品代が少し高い気はしました。
②「整備工場」での消耗品リフレッシュ(202,048円)
これは外車だからやらなければならないという事ではない整備です。
買った車が国産車でもこの年式と走行距離であれば必要な整備です。
こちらはなるべく社外品を使ってもらいましたが、その社外品事態がやはり高い印象でした。
これは整備工場に部品の調達まで全てお願いしたのであえて高い部品を選んで使ったのかもしれません。
③「オートバックス」タイヤ交換&2カメラドラレコ購入・取付(115,000円)
当然ながら商品購入自体は外車・国産車で同じです。ただしドラレコの取付費用が国産車が約10,000円に対して外車は約20,000円と差がありました。
④「ネット通販」インテリアドレスアップ(115,000円)
外車・国産車にかかわらず必要不可欠なものではなく、私の趣味で出費したもので外車だから高いには当たりません。
⑤「整備工場」でのリアゲートダンパー(36,366円)
これも年式を考えれば国産車でも不具合があってもおかしくないと思いますが、やはり社外品でも部品代が少し高い印象でした。
「壊れやすい」「国産車より維持費がかかる」「そもそも車自体が少し不安」への答え
自動車のコンディションには当然個体差があります。同じメーカーの車種、同年式、同じくらいの走行距離でも車の傷み具合は個々に違うことでしょう。今回はあくまでもドイツ車・フォルクスワーゲンゴルフ・トゥーランの私が所有する個体としての評価です。
「外車だから壊れやすい?」▼
▶とくに感じませんでした。
「国産車より維持費がかかる?」▼
修理をする際、部品代は国産車より高いと思います。またカーショップなどでの工賃は国産より外車の方が高く設定されているケースがあります。できれば社外品が使える部品は自分で入手して持ち込みOKな修理工場に頼めれば多少コストダウンできると思います。
「そもそも車自体が少し不安?」▶
もしかしたら他のメーカーでそういう印象があるかもしれません。私はドイツのメーカーVWにはそのようなイメージは持っていませんでした。
まとめ
車には消耗品としての部品が多数あります。
特に10万kmや10年を目途に交換すべき部品は外車、国産車にかかわらず多くあります。
そういう事を理解した上で何年落ち・何km走行の車を買おうかを考慮しすべきだと思います。
繰り返しになりますが、そういう意味では9年落ち・83,000kmで乗り出し520,000円はそれ相応の金額だったんだと思います。
整備記録を見ると、私の車はワンオーナーで定期的にディーラーで点検整備されていた車でした。
外車に限らずですが、こういう整備記録も購入前にチェックした方が良いと思います。
そして購入後は地元のディーラーの他に信頼できる整備工場を見つけておくのもポイントかと思います。
総じて外車は部品代・工賃などが国産車に比べて割高になるケースはあります。これに関してはディーラー以外に信用できる整備工場を見つけておけば社外品を使ってもらうこともできます。
車の信頼性は外車をひとくくりにせず、各メーカーの特性などは考慮したほうが良いと思います。
近年はヨーロッパの各メーカーの信頼度も上がってきています。
あまりにも古い車は別として、それほど心配することはないと思います。
どんな車でも必ず消耗品の交換時期が来ますので、値段と年式や走行距離を考えて購入しましょう。
ということで中古車購入を検討されている方は外車も候補に入れてもよいのではないでしょうか。
そして私はこの中古外車のトゥーランがとっても気に入っています。
整備をしながら今後も永く乗っていきたいと思っています。
私の愛車トゥーランのお話はまだまだ続きます。
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